AIを一括りにしないための、
いちばん短い道
「AIを導入しよう」という一言のなかには、文章を書く生成AI、画像を見分ける認識AI、需要を読む予測AIといった、まったく性質の違う技術が混ざっています。違いを踏まえずに議論を始めると、期待値も見積もりも、危険性の評価もずれていきます。
この8章は、その違いを分けて捉えるところから始めて、実務への組み込み、DXの前提、開発、経営と現場のずれ、危険性までを一周します。1章あたり約9分。読み終えると、会議で「そのAIは何をするものですか」と聞けるようになります。
各章の「現場のシーン」は、物語之巻に登場する架空の会社・朝凪精機で起きた出来事です。物語で場面を先に読み、この巻で名前と手順を確かめる読み方もできます。
- 8 章
- 約9分 1章あたり
- 約71分 通読の目安
基礎編
AIという言葉を種類・規模・用途で分けて捉え、実際の業務にどう入ってくるのかを掴む。
Part 2実践編
DXの前提であるデータ化から、AIを使った開発、業務ツールの自作まで、手を動かす側の話。
Part 3経営・リスク編
経営層と現場の間で起きる認識のずれ、危険性、そして長く付き合うための判断軸。
基礎編
AIという言葉を種類・規模・用途で分けて捉え、実際の業務にどう入ってくるのかを掴む。
実践編
DXの前提であるデータ化から、AIを使った開発、業務ツールの自作まで、手を動かす側の話。
第3章 DXの進め方 ― データ化なくして活用なし
DXが進まない理由は、多くの場合ルールでも意識でもなく、AIが読み込める形のデータが存在しないことです。必要な粒度は管理職の説明よりもはるかに細かく、口伝や暗黙知の言語化まで踏み込む必要があります。その現実を扱います。
第4章 AIを使ったコーディング・システム開発
コーディング支援AIは開発の速度を確かに変えました。しかし「動くもの」と「業務で使えるもの」の間には依然として大きな差があります。その差がどこから来るのか、どこまでをAIに任せられるのかを具体的に見ます。
第5章 ビジネスツールの自作 ― チャット・業務アプリ制作
開発エージェントを使えば、社内向けのチャットボットや小さな業務アプリを自分で作れるようになりました。ただし「誰でも作れる」ことは「誰が作っても安全に使える」ことを意味しません。落とし穴を先に知っておきます。
経営・リスク編
経営層と現場の間で起きる認識のずれ、危険性、そして長く付き合うための判断軸。
第6章 経営層と現場のギャップ
経営会議で高く評価されたAI施策が、現場では「使えない」と言われる。この断絶は個人の能力の問題ではなく、見えている情報の粒度が違うことから生じます。両者の間に共通の評価軸をつくる方法を考えます。
第7章 危険性と注意点
ハルシネーション、知識の鮮度、機密情報の取り扱い、著作権、プロンプトインジェクション。AIの危険性は「気をつける」で片付く話ではなく、仕組みとして防ぐ対象です。業務で実際に事故が起きる型から見ていきます。
第8章 正しく付き合うための考え方
ここまでの7章を、実際に判断するための道具にまとめます。用途に応じた選定の判断軸、導入前のチェックポイント、そして運用が始まってからの検証体制。読み終えたあと何をするかまで書きます。
読み方
第1章から順に読むと座標軸→実務→経営の順に積み上がります。急ぐ場合は、関心のある章だけを開いても読めるように各章を独立させています。案件がまだ手元にない段階でも、各章末の「明日やる1つ」は数える・探すところから始められます。各章の冒頭の案内から、同じ場面を描いた物語の話へ移れます。
記述時点
本サイトの記述は2026-10-12時点のものです。技術・製品の記述は半年ごと、法規制の記述は年1回見直しています。
物語之巻
架空の中堅メーカーで、AI推進を任された担当者が3か月で出会う場面を追う全8話。 物語之巻を開く
微塵之巻
架空の専門商社で、権限と保身と嘘がAIの導入を少しずつ蝕んでいく半年を追う全8話。 微塵之巻を開く
裏之巻
AI導入の周辺で起きる省略と誇張を、行動の型として見分けるための全8章。 裏之巻を開く
このサイトについて
特定の製品・ベンダーの推奨や販売を目的としたものではありません。「これを入れれば解決する」という話は出てきません。扱うのは、何を確認すれば自分で判断できるようになるかだけです。
本文に登場する業務シーンは、いずれも架空の会社・朝凪精機の出来事として書いたもので、実在の企業・人物・事例とは関係ありません。統計や引用を創作することはしていません。数値や法制度の状況は、必ず一次情報で最新を確認してください。
- 運営
- AI解体新書 編集部
- 連絡先
- sh1vatechn19ue@gmail.com
- 記述時点
- 2026-10-12
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