網羅裏之巻・全31章

領域ごとに、
省略されやすい場所がある

「対応済みです」「実績があります」「配慮しています」— この種の説明がどこで検証を止めてしまうかは、領域ごとに決まっています。契約なら独占条項、ガバナンスなら承認フローの迂回、セキュリティなら「対応済み」の中身。この31章は、その場所を領域ごとに並べたものです。

1章あたり約8分。各章の末尾に、その領域で口に出せる確認質問を置いています。打ち合わせが近いなら、第26章のフレーズ集と第27章のチェックリストだけ先に開いても使えます。各章の「現場のシーン」は、網羅物語之巻に登場する架空の会社・朝凪精機の二年目の出来事です。

  • 31 章
  • 約8分 1章あたり
  • 危険信号 フレーズ集
  • 6場面 チェックリスト

ここに挙げる罠は、それが使われていること自体が不正の証拠ではありません。誠実な提案者であれば、具体的な数値・工程・条件を添えて説明できるはずです。本サイトの目的は相手を疑うことではなく、確認すべき点を明確にすることです。

Part 0

罠の歴史編

過去の技術ブームが繰り返してきた誇大広告と幻滅のサイクルを、人間側の罠として読む。

Part I

技術の話で煙に巻く罠編

分類・仕組み・比較。技術の話が、確認を封じるための煙幕として使われる型。

Part II

実務・データ活用を装う罠編

導入事例、業種別ユースケース、データ基盤。実務らしさを装う説明の見分け方。

Part III

DX・組織変革に仕掛けられる罠編

DX宣言、報告のずれ、投資対効果、ベンダー依存。社内で起きる歪みの型。

Part IV

開発・実装をめぐる罠編

「誰でも作れる」の誇大宣伝から、野良ツール、過剰な基盤、品質保証の省略まで。

Part V

経営・ガバナンスをめぐる罠編

情報の非対称性の悪用、形だけのガバナンス、契約条項に忍ばせられるもの。

Part VI

リスク・法規制・倫理をめぐる罠編

危険性の過小・過大表示と、法規制・倫理・セキュリティ・環境の「やってる感」。

Part VII

継続活用・未来をめぐる罠編

売り込みの見分け方、やりっぱなしの運用、危機感を燃料にするマーケティング。

Part VIII

巻末資料・自衛編

危険信号フレーズ集・確認質問・自己診断・実例索引と、全書の結論。

巻末資料編の本文は、参照用資料としての性格から常体(である調)で記述しています。

読み方

困っている領域の章から開いてください。どの章も単独で読めます。商談や社内会議が近い場合は、第26章の危険信号フレーズ集と第27章のチェックリストを印刷して持ち込むのがいちばん速い使い方です。章番号は網羅版と揃えてあるので、網羅版で読んだ章に対応する裏の章から入ることもできます。各章の冒頭の案内から、その型が現れる物語の章へ移れます。

記述時点

本サイトの記述は2026-10-12時点のものです。技術・製品の記述は半年ごと、法規制の記述は年1回見直しています。

網羅物語之巻

同じ会社の二年目、全社展開の一年を、判断の場面ごとに追う全16章。 網羅物語之巻を開く

網羅微塵之巻

架空の専門商社の全社3年契約の一年目を、権限と保身と嘘の中で追い、一か所だけ止まったものまでを描く全16章。 網羅微塵之巻を開く

網羅版

技術・実務・組織・法規制・リスクを、判断に使える水準で引ける全31章。 網羅版を開く

このサイトについて

本サイトが扱うのは行動と構造の型であり、特定の個人・企業・製品・職業を指すものではありません。本文に登場する事例・現場のシーンは、いずれも架空の会社・朝凪精機の出来事として書いたもので、実在の企業・人物とは関係ありません。統計や引用を創作することはしていません。

運営
AI解体新書 編集部
連絡先
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記述時点
2026-10-12

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