商店街のはしに、電柱があります。そこに、大きなはり紙が出ていました。

「10月15日、みなと公園がつかえなくなります」

ソラは足を止めました。15日は、2人がサッカーをする約束をしていた日です。

「えっ、こまるんだけど」

「ちょっと待って」

リンははり紙に近づいて、上から下まで読みました。日づけがあって、公園の名前も書いてあります。それなのに、リンは首をかしげました。

「これ、だれが書いたんだろう」

はり紙のいちばん下には、何もありませんでした。名前も、責任せきにん者のサインも、連絡れんらく先もありません。

「え、そんなの見る?」

「うん。だって、聞きに行けないもん」

2人は、どうやってたしかめたと思う?

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2人は、町の役場へ行きました。窓口の人は、パソコンの画面を調べてから言いました。

「15日は、午前中だけ芝刈りの清掃が入る予定です。午後からはふつうに使えますよ」

「えっ、午後からは使えるんですか?」

役場の人に電柱のはり紙を見てもらうと、頭をかいて笑いました。

「あ、『午前のみ』を書き忘れていますね。それに役場の連絡先も書いてありませんでした。これじゃあ、質問も確かめることもできませんね」

「名前が書いてあるって、えらそうにするためじゃないんだね」

「うん。だれが責任を持って発信はっしんしたか分かるように、書いてあるんだと思う」

この日から、リンはネットのウェブサイトやSNSでも同じことをするようになりました。ページのいちばん下まで行って、だれが出しているのか、公式のアカウントや運営元の名前をさがすのです。書いてあることが多いですが、責任者が書いていないページもときどきあります。