ノート 02
星間航海士の手引き
約2分
発信元・時点・意図の特定
情報読解の基礎要件である「発信者・作成時点・発信意図」の三点照合。いずれかの要素が欠落した際に生じる検証不能性のリスクと確認手法を整理します。
ウェブサイトであれば最下部(フッター)に運営主体・所在地・連絡先が明記されています。学術文献や書籍であれば、巻末の奥付に著者名・発行主体・発行年が記録されています。
情報を評価するための基底プロトコルは、発信主体(Who)・公表時点(When)・発信目的(Why)の3点照合です。
情報を見たら、まず「だれが」「いつ」「なんのために」の3つをさがします。3つそろうと、その情報をどう受け取ればよいかが決まります。どれか1つでも見つからないときは、そこが「まだ分かっていないところ」です。
三要素のいずれかが欠落しているからといって、その情報を即座に破棄する必要はありません。どの部分に不確定性リスクが残存しているかを把握することが本質です。
- 発信主体が不明 → 照会・訂正を求める窓口が存在しない
- 公表時点が不明 → 現時点における有効性・制度的妥当性が検証できない
- 発信目的が不明 → 商業的誘導や意図的な情報取捨選択の偏りを補正できない
詳細解説
情報の出所・時点・意図を確認する3点セットを扱います。本サイト全体で最も反復される枠組みで、ほかの多くのページがここへ戻ります。
くわしく読む
背景と目的
3点がそろわないときに「信じない」ではなく何が不明かを特定するという反応を作ることが目標です。だれが不明→照会先がない、いつが不明→現時点の妥当性が不明、なんのためが不明→強調と省略の傾向が読めない、と分解しています。
組み立ての工夫
確認先を、ウェブなら最下部の運営者表示、書籍なら奥付、という具体的な位置で示しました。抽象的な作法ではなく、視線の移動先として渡すためです。
「なんのために」を入れているのは、知らせる・売る・見せるの別によって、同じ事実でも強調される部分が変わるからです。虚偽でなくても編集は入ります。
「いつ」については、公開した日と直した日が別に書いてある場合があります。数字を使うときは、直した日のほうを見ます。
補足と注意点
3点がそろえば正しい、とは書いていません。そろうのは読む準備までです。