サイトマップ

物語之巻に含まれるすべてのページの一覧です。章の順に読み進めるほか、目的の節から直接開くこともできます。

基本のページ

第1部

号令

「AIで何かやれ」と言われた担当者が、まず言葉を分け、届いた提案書の空いている場所を見つける。

  • 第1話AIで何かやれ年頭挨拶の翌日、経営企画部の瀬尾はAI活用推進担当を命じられた。最初の会議で、全員が「AI」と言いながら、別々のものを思い浮かべていた。
  • 第2話三週間で届いた提案書問い合わせ対応の工数を最大70%削減、導入実績300社。立派な提案書を3人で読むと、書かれていない場所ばかりが目についた。
第2部

試す

PoC、開発の見積もり、若手の自作ツール。「動いた」と「使える」の間にあるものが見えてくる。

  • 第3話PoCは成功した2週間のPoCで、チャットはどの質問にも見事に答えた。常務は本導入だと言った。読ませた資料が30件だけだったことには、まだ誰も気づいていなかった。
  • 第4話仕様書に書いていないこと入力画面の試作は2日で動いた。AIに書かせた要件定義書は40ページあった。見積もりが「1週間」だった理由は、書いていないことの中にあった。
  • 第5話小野寺くんのツール営業部二年目の小野寺が、生成AIで見積書の作成ツールを作った。営業会議で拍手が起き、社内報に載り、依頼が殺到した。誰が直せるのかは、誰も聞かなかった。
第3部

決める

効果の報告、事故寸前の3件、そして稟議。何を確かめてから決めるかを、会議の場面で追う。

  • 第6話三割削減の報告2週間の試行で、対応時間は平均31%減った。月次報告書にそう書いてあった。現場の課長は、新人が前より遅くなったと言った。
  • 第7話貼りつけられた顧客名簿同じ週に、事故になりかけたことが3つ続いた。常務は「気をつけるよう全社に通知しろ」と言い、情シスの倉田は「気をつけるでは防げない」と言った。
  • 第8話稟議書の最後の一行全社展開か、一部門での本導入か。三者の提案を並べた判断会議で、瀬尾は稟議書の最後に、止める条件を1行だけ書き足した。

ほかの巻

同じ主題を、別の分量・別の角度から扱っている巻です。

  • 人間微塵之巻別の架空の会社で、任期の残り少ない常務がAIの旗を振り、誰も責任を取らないまま過ぎる半年の全8話。登場人物は全員、どこかに悪意か弱さを抱えている。
  • 知識シンプル版「AIを導入する」の中身を分けて考える全8章。知識の入口。
  • 罠裏之巻提案や報告を受け取る立場の人へ。空っぽの提案と、ずれた報告を見分ける全8章。
  • 物語網羅物語之巻同じ会社の全社展開の一年を追う全16章。網羅版と網羅裏之巻の論点が、判断の場面として出てくる。
  • 人間網羅微塵之巻微塵之巻の会社の、全社3年契約の一年目を追う全16章。網羅版と網羅裏之巻の論点が、権限と保身の渦の中で歪み、最後に一か所だけ損害が止まる。
  • 知識網羅版技術の仕組みから法規制・契約・セキュリティまで、必要な章だけ引ける全31章。
  • 罠網羅裏之巻契約・ガバナンス・セキュリティなど、領域ごとの省略と誇張を扱う全31章。
  • 外伝奇譚之巻架空の会社で起きる構造を、物理法則として描く外伝の連作短編・全12話。
  • 外伝奇譚之巻・改奇譚之巻の情報システム部を軌道コロニーへ打ち上げた改作・全12話。誰の悪意もなく組織が歪んでいく。