この章の使い方
本書の各章で挙げた確認項目のうち、自社側の状態を測るものを場面別に整理した。読み物ではなく道具として使う。相手に問う形の質問は網羅裏之巻の第27章にある(網羅裏之巻 第27章「見抜き方チェックリスト集」)。
チェックの状態はこの端末のブラウザ内に残る。印刷するとチェック欄が枠として出るので、そのまま会議に持ち込める。
すべての項目を毎回確認する必要はない。金額の大きい案件、社外に発注する案件、機密情報を扱う案件では全項目を、社内の小さな取り組みでは該当するリストのみを使う運用が現実的である。チェックが埋まらない項目が、そのまま次に確認すべきことになる。
1. 導入前チェックリスト
投資を決める前に確認する項目である。第9章・第23章と連動する。
データの状態
効果と費用
体制と判断
2. セキュリティ・ガバナンスチェックリスト
第16章・第21章と連動する。とくに最初の2項目の答えが両方「はい」の場合、その仕組みは高リスクとして扱う。
リスクの判定
データと権限
記録と体制
3. ベンダー・契約の確認項目は別の場所にある
提案を受けるとき・発注するとき・契約条項を読むときの確認項目は、相手に問う形の質問としてまとめてあるほうが使いやすい。この用途のリストは網羅裏之巻の第27章に置いた(網羅裏之巻 第27章「見抜き方チェックリスト集」)。データの取り扱い6項目、契約条項16項目、受け入れ条件と納品物の10項目がそこにある。
本章に残しているのは、自社側の状態を測る項目である。相手に聞く項目と自社を測る項目を1枚に混ぜると、打ち合わせの場でどちらを使うのか分からなくなるため、意図的に分けている。
4. 自作ツールの品質チェックリスト
第12章・第21章と連動する。社内向けの小規模なツールでも、公開前にこの12項目を確認する。
5. 運用開始後に月次で見る項目
第15章・第24章と連動する。項目を絞ることが継続の条件である。