ノート 22
星間航海士の手引き
約2分
一次情報源と公的機関サイトの同定
官公庁、学術機関、法人が管理する公式ドメインの特定手順。二次まとめサイトによる歪曲を排し、常に当事者・所管官庁が公表したオリジナルドキュメントを照会します。
あらゆる調査課題には、当該事象について「一次的な観測義務・行政責任・研究権限を持つ組織」が存在します。まとめサイトや二次報道を経由せず、一次情報源の公式ポータルを直接特定して確認するのが最も確実な調査ルートです。
公的情報源のドメイン体系
- 自治体の統計・施策・条例 ― 地方公共団体ドメイン(
lg.jp)
- 国の法令・公的統計・白書・許認可 ― 中央省庁・政府機関(
go.jp)
- 基礎科学・学術論文・先端研究成果 ― 大学・学術研究機関(
ac.jp)
- 製品の仕様・企業の公式発表・IR資料 ― 各企業の公式コーポレートサイト
要約サイトやキュレーション記事は読みやすく構成されていますが、要約の過程で重要な前提条件や例外規定が削ぎ落とされる「伝言ゲーム」のリスクを孕みます。
数字や制度要件を論拠として用いる際は、必ず一次機関が発行した元の報告書や統計表(一次データ)まで遡及して確認してください。
詳細解説
一次的な情報源としての公的機関・当事者組織を扱います。分野ごとの当たり先と、まとめサイトとの使い分けを示します。
くわしく読む
背景と目的
調べたい事項ごとに「最もよく知っている組織」が存在する、という発想を持たせることが目標です。人口・ごみなら自治体、法令・統計なら国、生物・宇宙なら博物館や研究機関。
組み立ての工夫
「役所のサイトは読みにくいことがあります」と正直に書いたうえで、それでも数値と規則は元を使うよう促しました。可読性と正確性のトレードオフを隠さない書き方です。
まとめサイトを否定せず、「まとめる途中で条件が落ちていることがある」という具体的な失敗様式で位置づけています。しらべノート3の情報劣化と同じ構造です。
当たり先の例(人口・ごみ・法令・統計・生物・宇宙)は、調べ学習で実際によく出る題材から選びました。
補足と注意点
公的機関がつねに正しい、とは書いていません。書いたのは「数字ときまりは、元のほうを使う」という用途の限定です。
本物のサイトかどうかの見分けは、ここでは扱いません。URLの読み方はしらべノート6に置き、1ページに1手順という方針を守っています。