ノート 28
事故記録アーカイブ
約1分
集団バッシングと正義の暴走
ここに出てくる話は、ぜんぶ作ったお話です。だれかをうたがうためではなく、たしかめるためのページです。
個々人は「軽微な批判」のつもりであっても、ネットワークを通じて一点に集束することで破壊的な暴力と化す集団過熱の力学。自分が加害の奔流に加わらないための自制律です。
ソーシャルメディア上での集団リンチや炎上において、参加者の多くは悪意ではなく、「正しいことをしている感じ」に駆られて行動しています。これこそが最も制御困難な攻撃の動機です。
「不正を糾弾しなければならない」「相手に思い知らせてやる」という正義感の錯覚に囚われると、自制のブレーキが完全に機能しなくなります。
書いている側は「少し意見を言っただけ」のつもりであっても、受ける側には数百人からの暴力的な言説が束になって殺到します。悪意のない小さな一言が集積して致命的な損害を生み出します。
集団攻撃に加担しそうな時の警告サインは、「言ってやらなければ気が済まない」と感じた瞬間です。その感情が湧いたときは、直ちに画面から手を離し、同調の輪から離脱する規律を徹底してください。
詳細解説
集団による攻撃が、だれの意図もなく成立する構造を扱います。とくに「正しいことをしている感じ」を、最も見えにくい要因として挙げています。
くわしく読む
背景と目的
加害の成立に首謀者を必要としないことの理解が目標です。各人は一言ずつでも、受け手にはまとめて届きます。集まりやすくなる条件は、観衆の多さ・反応の可視性・匿名性・正当性の感覚の4つです。
組み立ての工夫
4つめを最重要としました。悪事をしている自覚がないため、内側から止まる理由が生じません。
自分が加わりそうなときの合図を2つ(「言ってやらないと」と思った/すでに何人か書いている)に絞り、どちらかが出たら手を止める、としました。
合図を2つに絞りました。「言ってやらないと」と思ったとき、すでに何人か書いているとき。どちらも自分の中で起きることなので、外を見なくても分かります。
補足と注意点
止める一言(「この話、やめよう」)を用意しています。短く、だれも責めない形であることが条件です。「1人が止まると、止まることがあります」と、効果も控えめに書いています。