ノート 06
事故記録アーカイブ
約2分
偽装ドメインとフィッシング詐欺
ここに出てくる話は、ぜんぶ作ったお話です。だれかをうたがうためではなく、たしかめるためのページです。
正規サイトの外観を完全複製しつつ、微細に異なるドメイン(タイポスクワッティング)へ誘導する詐術。視覚的完成度による判断を排し、URLアドレスそのものを検証します。
現代のフィッシング攻撃において、Webサイトの視覚的デザインやブランドロゴはCSS・画像を完全複製することで容易に偽装できます。無料のSSL証明書が普及した現在、偽装サイトであってもブラウザの「鍵マーク」は正常に点灯します。
デザインの完成度や視覚的信頼性によって真贋を判別しようとするアプローチは、構造的に破綻しています。
偽装ドメインの典型手口には、1文字違い(タイポスクワッティング)、本物のアドレスをサブドメイン部分に挿入する手法、紛らわしい新gTLDの悪用などがあります。いずれも「ドメインの階層構造を末尾(TLD)から逆順に確認する」プロトコルで看破可能です。
最も強固な防御プロトコル
偽装サイトへの侵入経路の大半は、緊急性を装ったメールやメッセージに貼られたハイパーリンクです。
したがって最も確実な対策は、「送られてきたリンクを経由せず、自ら事前に登録したブックマークや正規公式アプリから直接アクセスする」という運用規範の徹底に尽きます。
詳細解説
偽サイトの手口を識別子の微細な差として整理し、「リンクから開かない」という判別不要の対策を提示します。
くわしく読む
背景と目的
外観による判別が成立しないことの理解が目標です。デザインも鍵マークも複製・取得が可能であり、見た目で見分けようとすると必ず負けます。
見た目で見分けようとしないこと、が目標です。デザインも鍵マークも用意できる以上、注意深さを増やしても勝てません。かわりに、リンクを踏まないという習慣に置きかえます。
組み立ての工夫
URLの偽装4類型(1文字変える・本物の名前を前に入れる・長くする・末尾を変える)を挙げたうえで、対処は共通(中央部分を末尾から読む)としました。
さらに強い対策として、リンクを経由せず自分で開く運用を別見出しで立てています。判別能力に依存しない防御のほうが、疲労時・多忙時にも機能するためです。
4つの型を並べたうえで、対処は1つに束ねました。型ごとに覚えると、5つめが出たときに動けません。
補足と注意点
「何も入力しない。そして大人に見せる」を持ち帰りにしました。判断に迷う時点で入力を止める、という線です。