報告やプレゼンテーションにおいて内容を大げさに誇張して伝えると、聴衆はそれを客観的事実として受け入れ、さらに別の組織や人々へと再拡散します。その瞬間、その不実言説の一次発生源としての全責任はあなた自身に帰属します。

聴衆の関心を引きつけたいという動機自体は自然な心理です。重要なのは、事実を誇張することなく、構成の工夫によって説得力を高める技術です。

誇張を排して説得力を生む3大技術

  • 調査前の初期仮説を開示する ― 「当初は〇〇と予想していたが、調査の結果△△であった」という落差を提示する
  • 試行錯誤と失敗の記録を述べる ― 「1回目の試行では条件不備により失敗した」という経緯を開示することで信頼性を高める
  • 定量的数値をそのまま示す ― 「大半の人が」ではなく「40人中28人が」と客観数値を提示する

推敲の過程で、「これ、数字で言うといくつ?」と自問し、曖昧な形容詞を客観的計数へと置き換えてください。